「アート・フォー・オール」について

「アート・フォー・オール」の取組

本市には、地域に根差した多様な文化やミューザ川崎シンフォニーホールや藤子・F・不二雄ミュージアムなど文化芸術資源が豊富に存在しています。そうした資源が市民の皆さんに十分に活用されているとはいえず、アートを必要とする人々にまだまだ届いているとはいえない状況があります。アートの持つ多様性や社会的包摂の重要性が高まり、新型コロナウイルス感染症拡大により、人々に安らぎや勇気、希望を与え、つながりを生むアートの必要性が改めて認識されてきました。こうした背景から、市民の共有財産としての文化芸術資源の活用やその展開と、様々な社会課題の解決に向け、誰もが文化芸術に触れ、参加できる環境「アート・フォー・オール」を実現し、「最幸のまち かわさき」につなげることを目指しています。

取組1 アートコミュニティ形成プロジェクト「こと!こと?かわさき」

目的

川崎のまち全体をフィールドとして、文化芸術を介して多様な人々を結びつけ、アートが有するさまざまな価値や魅力により、コミュニティを形成することで、誰もが文化芸術に触れ参加できる環境づくり「アート・フォー・オール」の実現及び新たなミュージアムの活動につなげることを目的とした取組、アートコミュニティ形成プロジェクト「こと!こと?かわさき」を進めます。

市内の文化資源を活かしながら文化施設だけでなく福祉や医療の現場などとも連携し、アートを軸にコミュティを形成することで、「対話のある社会」 「孤立しない社会」「多様性の尊重される社会」など誰でもつながりあえ、アートを身近に感じることができるまちを目指します。

内容

「アート」や「コミュニケーション」に関心があり、積極的に学び、川崎市内で活動する意欲があるアートコミュニケータ(愛称「ことラー」)を広く公募し、運営スタッフや専門家によるさまざまな講座で学びあい、その後それぞれ得意なことを持ち寄り、市内の文化資源を活用しながらアートを介して、コミュニケーションを豊かにする活動に取り組みます。令和6年4月、第1期ことラーの活動がスタートします!

「こと!こと?かわさき」ホームページ
アートコミュニティ形成プロジェクト「こと!こと?かわさき」の詳しい情報はこちらから
こと!こと?かわさき (kotokoto-kawasaki.com)

連携協力
このプロジェクトは、本市が参画しており東京藝術大学が代表機関となっている、JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)に採択された「共生社会を作るアートコミュニケーション共創拠点」のプログラムの一環として、連携協定を締結した東京藝術大学と連携して進めています。

取組2 「アート・フォー・オール」プラットフォーム構築に向けた取組

目的

アート関係者が“つながる”ことで、関係する情報の共有やコラボ事業の創出や自発的な悩みの解決を促し、アート活動を活性化する仕組みをつくることで、誰もが身近に文化芸術に触れ、参加できる環境「アート・フォー・オール」の実現を目指します。

内容

つながりづくり
市内アート関係者の顔の見える関係づくりや相互に取組を発信、共有できるような仕組みづくりを進めます。

アート活動支援
活動場所の発掘・調整や資金調達方法の助言、広報などの支援を行い、市内におけるアート活
動をより活発化するための支援を目指します。

周知・広報
「アート・フォー・オール」の新たなWebサイトを立ち上げ、関係するさまざまな情報を集約するとともに、SNS等も活用しながら、取組の周知やそれぞれの活動の活性化を目指します。

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