川崎市立日本民家園は、急速に消滅しつつある古民家を永く将来に残すことを目的に、昭和42年に開園した古民家の野外博物館です。
日本民家園では、東日本の代表的な民家をはじめ、水車小屋・船頭小屋・高倉・歌舞伎舞台など25件の建物をみることができます。7件の国指定重要文化財をはじめ、いずれも文化財指定を受けた貴重な建築であり、日本を代表する古民家の野外博物館の一つとして保存・公開を行っています。
民家は生活の発展に応じて、さまざまな改造が加えられています。日本民家園に移築した民家は、こうした改造の経緯を解きあかす復原調査を行い、原則として建てられた当初の古い形に戻しています。また、本館展示室ではこれらの民家に関する基礎知識を学ぶことができます。