川崎市出身の詩人で童謡作家の故小黒恵子氏が、平成3(1991)年に自宅を改築して開館した記念館です。「この美しい地球に生きる悦びと幸せを、その緑の自然と生き物への愛の心を童謡を通して伝えていきたい」という願いが込められています。
木造2階建ての自宅は、明治12(1879)年に建造されたもので、大黒柱や梁などはそのままいかされています。庭には、樹齢400年にもなるケヤキなどの大樹が何本もそびえ立ち、豊かな自然に取り囲まれています。
一階の展示物で目を引くものは、高さ2メートルほどの3台の大型オルゴールです。100年以上も前に製造されたものですが、今でも重厚で繊細な音色を楽しむ事ができます。
童謡文化体験と地域の憩い、交流の場としても活用されています。